鬼鮫
あなたの当たり障りは壊れていて機能していないか、始めから全く備わっていないかのどちらかです。いい加減にそういう自分を自覚しないと命に関わりますよ。私が言うのも何ですが。
牡蠣殻
あらまあ。失礼なこと仰いますねえ。
鬼鮫
失礼?誰が?まさか私がですか?
この流れでよもやあなたにそんなことを言われるなんて、正直驚きですよ。
牡蠣殻
え!?あはー、干柿さんが驚かれるなんて珍しいですね!
鬼鮫
…何を嬉しがってるんです…。私を驚かせてあなたに何か得でもあるんですか?言っときますが私を驚かせたところで得するどころか痛い目を見るだけですよ?それでも嬉しいんですか?
牡蠣殻
いやぁ、嬉しいとか得とかじゃなく、ただ何となくしてやったりな気がして得意になってしまいました。あはははは。
鬼鮫
…いいですか、牡蠣殻さん。
全くわかってないようですから一応警告しておきますが、私は今いつ物騒な真似をしてもおかしくない程度には苛ついてますよ。
それでもまだ話を続けますか?私は一向に構いませんがね。
牡蠣殻
私も一向に構いませんよ。何がわかってないって言うんです?何か問題でも?
鬼鮫
わかりました。
ここまで言ってもわからないのなら何を言っても無駄でしょう。好きにしなさい。後で後悔しても私は知りませんよ。泣こうが喚こうが聞く耳持ちませんからね。
牡蠣殻
どっちみち聞く耳を持ってる干柿さんなんてものは初めからありゃしないんですから大丈夫ですよ。
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