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余話余談。ーNARUTOー



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角都

俺からすればお前たちに払う金なら一銭でも高過ぎる。好事家とは物好きなものだ。

192

イタチ

真の好事家なら、俺たちではなくお前や鬼鮫を買いたがるんじゃないのか?俺たちなら普通に引く手数多の松阪牛だろうが、お前たちは可哀想な仔牛にすらなれずに水田で田螺を食いながら扱き使われる雑役牛だろう。

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角都

雑役牛…。凄いこと言うな、お前…。ドナドナで悲しがる奴の言うこととは思えんぞ。そもそも牛が田螺を食うか?

194

イタチ

松阪牛はビールを呑む。

195

角都

ああ、まあ、そう聞くな。ムカつく牛だ。

196

イタチ

ビールを呑む牛ではなく、田螺を食う牛を買ってこその好事家。お前や鬼鮫のようなものにこそ、強い嗜好を抱く愛好家がいるのだ。自分を売り込め。輝け、角都。

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角都

…またちょっと何を言ってるかわからなくなってきたな。
俺や鬼鮫に強い嗜好を抱くような妙な輩の話などどうでもいいが、牛は本当に田螺なんか食うのか?
そこがえらく気になる。大体連中は肉食なのか?

198

イタチ

それはわからない。
イメージで話しているだけだからあまり問い詰めないで欲しい。フィーリングで理解してくれ。

199

角都

何がフィーリングだ馬鹿者。そんないい加減なことなら余計な口を叩かずに団子でも食っていろ。

200

イタチ

団子を食いながらでも話は出来るぞ。

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