角都
…………。
お前と話していると気が遠くなるな…。
ホントどっか行ってくれないか。この程度の望みなら叶えるに吝かではないだろう?釜爺でも角爺でも何でもいいから、俺のいないところでひとりでやってくれ。
イタチ
図に乗るな、角爺。
年寄りの我が儘はキリがないんだ。甘やかされがちな年寄りには誰かがキチンとケジメをつけてやらねばならない。
よって俺はお前の為にこう言おう。
厭です。何処にも行きません。
角都
…ちょっと何言ってんだかわからん。
誰が俺を甘やかしてるって?そんな人間味のあるヤツは俺の身近にミジンコ程もいないぞ。
イタチ
ミジンコならそこら辺に気持ち悪いくらいいっぱいいる。そんなに甘やかされているのか、お前は。その状況は天文学的に甘やかされていると言っても過言じゃない。駄目だな。これは俺が鍛え直してやらねば……
角都
…いよいよ何言ってんだかわからんようになったな…。
イタチ。
何処かではなく弟のところへでも行ったらどうだ?な。サスケとかいったか?顔を見せてやれ。
イタチ
俺を厄介払いしようというのか。
角都
厄介払いよりかは払い下げたい。
……飛段かデイダラとセットにしたらば好事家に引き取って貰えるかも知れんな…。三十路を伏せればサソリもありか…?そうなると幾らになる…?
イタチ
ドナドナを思い出して悲しくなるからそういう話は止してくれないか…。
角都
お前たちは容れ物が整っているからな。牛と同じくらいの値では売れるだろう。
イタチ
それは高いのか安いのか?
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