○感想（メッセージ・レビュー）が欲しい（1）

喉から手が出るほど欲しいですよね、メッセージもレビューも。批判的な内容のものは悲しくなりますが、応援であればあるほど嬉しいものです。

しかし、どちらも読者にとっては気軽に書けるものではありません。ドリノベに登録をして作者に感想を送りたいという奇特な方は、実はなかなかいません。

殿堂入り作品のPVあたりのレビュー数、計算したことあります？
（何作品か、PV÷レビュー数で計算してみましたが、平均的に）15万PVに1件、というくらいの頻度です。殿堂入り作品でさえ、気が遠くなるほどの数字です。それだけ稀なものなんです。

なので、まずは感想を送りやすい魅力的な作品を書くところから、です。……まぁ、このハードルが一番高いのですが。

しかし、いくつか「送りやすい」条件があります。あくまでも「送りやすい」条件であって、「絶対もらえる」ものではありません。
責任は持ちませんので、ご了承ください。

★感想を送りやすい環境を作る
そもそも、メッセージ、受け付けていますか？
レビュー受け付けていますか？
しおりの数、いくつあります？
エモはどれくらい投票されていますか？
更新ニュースにどれだけの拍手がつきますか？

数があればあるほど、潜在的に感想を送りたいという方がいるはずです。まずは更新ニュースで「気軽にメッセージ下さい」「応援があると頑張れます」などと書いてみましょう。

日記でネガティブなことを書いているなら辞めましょう。
作者の好きなように使っていい場所ではありますが、必要以上にネガティブなものは誰しも見たくないものです。ドリノベは夢を見る場所ですから。

また、目につく場所で「感想が欲しい、感想が欲しい」と書きすぎるのも要注意です。「構ってちゃんなのかも」「好意的な感想しか受け付けていないのかも」と思われやすいです。
プロフィール欄に「気軽に感想下さい」と書いておけば間違いないので、それで収めておきましょう。


感想を送りやすい作者、と思わせるのは得策です。適度にフレンドリーさをアピールしましょう。

Twitterを始めるのも良いでしょう。思わぬ繋がりが得られるかもしれません。

コミュ障だから無理？　じゃあ、（2）を見てください。

○感想（メッセージ・レビュー）が欲しい（2）

★同ジャンルの作者に感想を送る・作品にレビューを書く
「ちょっと待って、感想もレビューも私のほうが欲しいんだけど！」と仰っしゃりたい方、わかっておりますよ。
しかし、あなたはどなたかにメッセージを送ったり、作品にレビューを書いたりしましたか？
書いたことがない方、なぜ、書かないのですか？

恥ずかしいから？
交流は求めていないから？
どう書けばいいのかわからないから？

……あなたの読者もそう思っている可能性がありますよね。
「感想は欲しいけど、感想を送るのはちょっと……」という甘い考え方は捨てましょう。
書いてみれば、感想を書くのが意外と難しいことに気づくはずです。読者も、メッセージ画面を開いて何度か閉じたことがあるかもしれません。

感想を書くときの注意事項としては、コミュ内のトピックを参考にして下さい。
また、
・「私の作品も読んで下さい」と書かない
これを徹底して下さい。

作者は熱い感想をもらったら、「この人は誰だろう？　どんな人だろう？」とプロフィール欄を大抵見ます。同担拒否でなければ作品を読んでくれるかもしれませんが、まぁそこは期待しないでおきましょう。欲を出してはいけません。

メッセージなら第三者に見られることはほぼないので、相手にしかあなたの名前や性格はわかりません。
しかし、レビューは違います。
名前も、読んでいるジャンルも、どんな書き方なのかも、その表現からにじみ出るあなたの性格も、すぐわかります。

更新された小説欄より、ニュースより、あなたの小説より、実はレビューは一番目にとまりやすいんです。
「レビューは読み物だ」と言う方もいるくらい、レビューでは「あなた」が一番伝わるんです。

「（自分の大好きな作品に素敵なレビューを書いてくれた）この人の作品を読んでみたい」と、あなたの書いたレビューを見てあなたの作品を読みにやってきてくれる読者は確実にいます。
読者の間口を広げましょう。

もちろん、作品をきちんと読んだ上で、メッセージやレビューを書いて下さい。当然のことですね。


コミュ障だから無理！　と嘆く前に、あなたの文字を誰かに届けることから始めましょう。「誰か」が読者になってくれるかもしれません。
頑張って！

○たくさんレビューもらえていいなぁ、他の作者と仲良くていいなぁ、等と嫉妬してしまう

皆様、楽しそうですよね。ドリノベ謳歌してますよね。自分もそうなりたい、と思いますよね。
こればかりは、新規の作者は仕方のない部分が多々あるでしょう。何年もドリノベで書いている作者、何度も出入りを繰り返している作者……たくさんいます。どうしたって、彼女たちを支える読者の絶対数が違います。

ただ、間違えてはいけません。
ファンを多く獲得している他の作者も、もちろん、スタートはあなたと同じだったのです。
あなたと同じように、公開する際にはドキドキし、PVが増えると喜び、メッセージやレビューをいただいたときには昇天しかけ、退会していく仲間を見送り、他作者や読者と信頼関係を築き、皆と仲良く萌え語りをするようになる……ここに至るまでに、何ヶ月、何年もかかっていることでしょう。
最初から何もかもを手にしているわけではありません。
その点を忘れないで下さい。

誰かに憧れる気持ちを、嫉妬や妬ましいという負の気持ちで潰してしまわないようにして下さい。あなただけでなく、他の誰かまで傷つけないよう気をつけて下さい。
あなたはあなたのペースで更新を続け、あなたを支えてくれる読者を大切にして下さい。

それでも苦しいときは、特定の「誰か」にぶつけるのではなく、新規の夢小説を作って（非公開のまま）日記のように溜め込んだ暗い感情を吐き出してみて下さい。
作者ならわかると思いますが、「書く」のは大切なことです。思いを文字にすることは大事です。
あなたは夢を書くことで癒やされているのだから、同じように、毒々しい思いを書くことで浄化してみましょう。

え？　暗い感情も誰かに見ていてほしい？　それはまた、病的なまでの自己顕示欲ですね……だとすると、別の方法を探さなければなりません。
検索よけをしたサイトを作るか、Twitterの鍵垢で呟くか、某掲示板にでも書き込んでみてはどうでしょう？　誹謗中傷でなければ大丈夫。あなたの悩みに「あるある」と頷いてくれる人はいるかもしれません。

あなたが「書くこと」を楽しんでいられるドリノベであると良いですね。

○ランキング上位に食い込みたい！
○殿堂入りしたい！

「書きたい」夢小説がそのまま「読まれる」夢小説になるなら悩む必要はありませんが、ランキング上位に作品が載るのはそこまで甘いものではありません。
まずは「数字に一喜一憂する生活を続けたいかどうか」じっくり考えてみてください。

「ランキング上位を目指す」なら、かなりの覚悟と準備が必要です。いくつか挙げてみましたので、参考になれば幸いです。
（もちろん、私の独断と偏見を多分に含みます。項目に当てはまらない作品が上位に来ることもあります。また、全て実行して順位が上がらなくても、責任は持ちません）

★旬のジャンルで書く
漫画・アニメ・アプリ……様々な夢小説がありますが、どの作品が一番読まれているのか・人気なのかを研究してみて下さい。
マイナージャンルでは、おそらく上位は狙えません。

★裏描写を含む恋愛モノを書く
殿堂入りを狙うのであれば、一般作品では難しいでしょう。裏作品を書くのが必須です。
裏が書けないのなら、殿堂入りは諦め、一般部門でのトップを目指してみて下さい。

★ファンの多いキャラをヒーローにする
逆ハーでも良いですが、最終的なヒーローが人気キャラだと、人気を獲得しやすいです。
しかし、萌えは人それぞれ。ニーズはバラバラ。そんな読者の皆様全員にお応えしたいというサービス精神溢れる方には、1章完結型、短編集形式をオススメします。

★毎日複数ページ更新する
最初の更新は10ページほど更新し、その後は毎日5ページ更新が理想です。10+5×6……40ページを最初の一週間で更新できれば良いですね。
その一週間で10位以内に入れなければ、スタートダッシュは失敗です。ジャンル・書き方・内容・宣伝方法……どこかに原因があります。原因を調べて次回作に活かしましょう。

★殿堂入りは累計30回総合1位を取る必要あり
1位を取ったあとも、失速しないように毎日更新し続けなければなりません。30回×毎日約5ページ……根気と体力が必要です。肉体的にも精神的にも余裕がないと難しいでしょう。
大変な茨の道ですが、「1位になった」「殿堂入りした」という事実は、あなたの自信になるでしょう。目指すなら頑張って下さい。

数字はモチベーションになると同時に、プレッシャーにもなります。押し潰されないだけの余裕を持っておいて下さい。

○批判的なメッセージに心が押し潰されそう

夢小説に限らず、創作をしている人はいつかどこかで「あなたの作品が気に入らない・あなたのことが気に入らない」と敵意や悪意をぶつけてくる人間と出会います。必ず出会います。これはもう、仕方のないことなのです。

なぜなら、「そういう人は、どこにでも必ずいる」からです。
撲滅できません。
あなたのせいではないのです。
あなたの作品が悪いわけではないのです。

ムカつくでしょう。
腹が立つでしょう。
「そこまで批判するならあなたが書いてみればいい！」等と言いたくなるでしょう。
もっともです。

しかし、批判してくる人は批判すること（自分の正義感）に酔っています。そんな人物に、あなたが何かアクションを起こしても火に油を注ぐだけ、つまり、無駄です。
あなたができることは限られています。

★相手にしない
★誹謗中傷されたら証拠保存して通報

これだけです。

実生活の中でも「合わない」人はいるでしょう。なぁんか合わないなぁという人、周りにいませんか？
その人と必要以上の関わりを持ちたいと思いますか？　思いませんよね。できれば遠ざかりたいですよね。
そう、近づいては駄目なんです。
逃げましょう。
無視しましょう。
それでいいんです。
心の平穏を保ちましょう。


どうしてもモチベーションの維持が難しくなり、書くことに疲れてしまったら、一旦休憩しましょう。退会ではなく、休憩です。
ドリノベから少し離れて、他の場所で（ネットでもローカルでもいいので）妄想を形にしてみましょう。楽しいと思いますよ。

それから、あなたが「本当にドリノベにいたいのか」考えてみましょう。

ツールやサイトはたくさんあります。ブロック機能がついているサイトもあります。
ドリノベでなければならないことは、実はそう多くありません。あなたの居場所は一つではないんです。

あなたの創作活動が、誰かの手によって潰されそうになるなら、逃げて下さい。逃げ延びて下さい。

ファンのことなら気にしないで。
ドリノベを退会しても、本当にあなたの作品を読みたい方なら、またあなたのことを探し出してくれますよ。


筆を折るのは最終手段です。
あなたの作品を楽しみにしている方のためにも。