お互いを大切に思うがゆえ、ちょっぴりすれ違うところが切ない物語です。

健気で、思わず応援したくなる夢主さんが可愛いです。カカシ先生を始め、第七班メンバーや同期生の皆とワイワイ過ごす感じがよく、ほのぼのした日常から、戦闘シーンまで様々な展開を楽しめます。
キュンとする部分がたくさんありますが、死と向き合う描写もあり、原作の持つ厳しい世界観を思い出しハッとすることも。視点変換により、登場人物の心情が細やかに書かれていて、想像が膨らみます。

夢主さんの忍術が魅力的で、その進化も、恋の行方も気になるという素敵な作品です。

テンポのよい、軽やかな会話が楽しい短編集です。

カンバラ様のお話を読むと、その豊かな言葉の表現に驚きます。会話も、キャラクターのイメージとぴったり。

独特な雰囲気があり、登場する草花一つとして、他の方の作品と重なることはないのでは？と感じます。ねじ花にはぐっときまして、ペインと小南の静かな会話が目に浮かぶようで、とても素敵でした。

最新章も、主人公の揺れ動く気持ちに浸ったり、透明感のある情景を想像したり楽しく読ませて頂きました。

鬼鮫さんメインの作品、『連れ立って歩く』の番外編とのことですが、暁、木ノ葉、砂、音のメンバーも。暁ファンの方には特にお薦めしたい、素敵な作品です。

物語全体に、明るく優しい雰囲気が感じられる素敵な作品です。季節が巡る中、主人公の女性と、カカシ先生の関係がゆっくりと変化していくところに心が温まります。

様々なエピソードと、丁寧な心理描写や情景描写、そして、原作キャラ、オリジナルキャラとのやり取りが魅力的です。本当に木ノ葉隠れの里にいるような気持ちになります。いつの間にか、主人公の働く、『若葉弁当』の新メニューを楽しみにしていたり。

主人公の女性に共感したり、応援したくなったりと、とても楽しく読ませて頂いています。たくさんの面白さが詰まった、素敵な作品をありがとうございます。
これからも応援しております。