第2章 モブリットの酔っ払い
「俺昨日何時に帰ってきた?」
「何時だったかなー?
結構遅かったよ?」
「ハンジさん達に
無理矢理二次会まで
連れて行かれちゃって。」
体内の酸素や二酸化炭素が
全て吐き出されたのではないだろうかと思うほどの盛大なため息を吐いた。
「ごめん、鞄取ってくれる?」
そう言われて
モブリットの鞄を渡した。
「ん?なんだっけこれ。」
そう言って
モブリットが鞄から出したのは
コンビニの袋らしきもの。
中には
ウコンの力やらヘパリーゼやら、
とりあえずお酒に関わりそうな
慰め物がゴロゴロ入っていた。
「昨日は誰と飲んでたの?」
「エルヴィンさんと
リヴァイさんとハンジさんと…
あと新入社員何人か。
でも新入社員は
みんな一次会で帰った。」
「ってことは、
その三人が入れてくれたんだね」
モブリットは
じーっとその袋の中を見つめていた。