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第1章 歌うことこそ



振り向くみき。

ボクは固まった。

「あ……藍ちゃん」

「………何、してんの」

驚いた表情のみきの手には、まだ編みかけな―――…多分。マフラー。

みきは滅多にこんなことしない。

なのに、なんで?

「…誰かにあげるの?」

ボクがそう言うと、少しだけ顔を赤くし、

「ま、まぁね!らしくないのはわかって…るけど」

と、言った。

赤面……貴重。

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