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【鬼滅の刃】屋烏の愛

第11章 生きるために剣を振れ 【冨岡編 第1話】


少しずつだが、知令の心の傷は癒えていく。

もちろんまだ心に影を落としている。しかし、義勇と言葉を交わした日から自分は死んだ方がいいという考えは無くなり、鬼を倒すために強くなるという明確な目的が生まれた。

身体の傷は刀を振えるぐらいには良くなった。ご飯は薄らだが味に彩りが戻ってきて、美味しく感じるようになってきた。

(…冨岡さんがいなかったら死んでたかも。)

知令は全集中・常中を行いながら義勇との会話を思い出す。

「生きるために、剣を振れ。生きるために…」

繰り返し繰り返し、言葉にする。
口に、耳に、頭に、心に刻み込む。

(これが私の原動力になる。きっと。)

傷が完治するまで、ひたすら、ただひたすらこの言葉を想いながら、訓練を行った。
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