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奥まで愛して —お嬢様✖️溺愛執事—

第2章 完璧執事は高校生




「ハイセが好きよ」

「だから…………」


「いいの。ハイセになら、どんなハイセも、受け入れる。だから他の女、抱かないで」


平気。
だってハイセだもん。
酷いことなんてしない。
こんな状況で。
ちゃんと理性、持ってられる人だから。



「ハイセなら、いいよ」





自分から。
ハイセの顔をあげて唇へと口付けた。
知ってるもん。
ハイセのキス。
大好きなハイセとのキス。
舌を絡めながら薄く目を開けて、あたしの反応を見てることとか。
隙間なく食べられちゃうくらいに、離してもらえない唇とか。
舌を絡めながら、肉厚な舌をぴったりと合わせる癖とか。
甘い、唾液の味とか。
キスの合間に、唇を噛む癖とか。
全部全部、知ってるもん。



「…………おまえほんと、はじめて?」



「高校生のハイセとは、はじめて」


「…………やっぱもう、どーでもいい」




いつの間にかハイセに押し倒される形になって。
硬い床がヒンヤリと背中から伝わってくる。


「…………どーでもいいから」

目つきが。
変わった。
狙いを定めた、雄の顔。


「やらせて」


ハイセの首へと手を回せば。
噛み付くように。
ハイセの口付けが降って来た。




「…………っ」


そのまま。
制服の中へとハイセの熱い指先が伸びて来て。
膨らみへと手が伸びる。
先端を執拗にハイセの指先が、責めたてれば。
自分でもそこから生まれる熱に、下半身が反応するのが、わかる。
ハイセからの逃げられないキスの合間に、知らずに腰が浮く。
唇が首へと触れて。
立ち上がり始めたふくらみの突起へと、届けば。
ハイセの熱い口の中へと吸い込まれるように転がされて、嬌声が、止まらない。
勝手に声が出る。
『盛られたへんなもの』の、せいか。
ハイセからいつもの余裕も消えて。
獣みたいに。
ハイセがあたしを求めるのが、わかる。
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