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忍び逢い【忍たま/短編集】

第5章 鉢屋三郎の場合。





それは5年前のこと。
忍術学園に入学した時のことである。

今よりまだ人数がいたあの時。尾形はワクワクをおさえきれなかった。


『よしっ、頑張るぞ〜!』


そう意気込んだ瞬間、先程まで晴れていた空が一気に暗くなり土砂降りの雨が降り出した。
尾形は慌てて走って屋根の下に潜り雨が止むのを待っていた。

数十分すると雨は止み太陽が見えていた。
入学式の時間まではまだ時間があるが尾形は目の前の光景に絶句した。


『ここ、どこ、、?』


急な雨にびっくりして何も考えず屋根がある所へ走った結果、迷子になってしまった。

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