禪院直哉に溺愛されてるのですが助けてください!✿R18✿
第4章 第四章✿初めて:痛みと快感
直哉に押し倒されて、は小さく「きゃあ」と悲鳴を上げた。
不安げに見上げた先には、直哉の熱の篭った真剣な眼差しが注がれていて、は唇をきゅっと結んだ。
掴まれた手首から、直哉の温度が伝わって来る。
「なぁ、名前。教えてくれへんか?」
「···」
「か、ほな、俺は直哉や。俺の名前呼んでみい?」
「な、···直哉、様」
「様はいらん。直哉や」
「直哉さん···」
「さん、もいらへんけど。まぁ今はええわ。それよりもすまんなぁ。先に謝っとくでを抱きとうなって仕方がないねん」
耳元で囁かれて、ぶわりと体が震えた。
「んんっ、···!」
の輪郭をやんわり手のひらで包むように振れ、赤い唇に自分の唇を重ねる直哉。
柔らかな唇の感触がたまらなく柔らかくて、直哉は唇を啄み、唇を割らせる。
と言えば、どう呼吸していいのかわからず、ずっと息を止めたままだ。
「可愛ええね。鼻で呼吸するんやで、あと舌出してな」
「んふぅっ、···はっ、ん、ん」
言われるがままにちゅう、と舌を出せば直哉に吸われ、そのまま舌をねじ込まれて口内を舐められ、はくらくらと目眩を覚えた。