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いつかの幸せと、今隣で笑う君【NARUTO】

第1章 はじまり


「はたけカカシです。初めまして」

そういうと彼はまた先程の私のように手を振った
なんて恥ずかしいところを見せてしまったのだろう…

「…って、えっ!や、やっぱり!あなたは、噂の…!は、初めまして!と申します!」

また改めて頭を下げると彼はにこにことしたまま話を続けた

「はい、知ってます。これから伝えられる任務、オレと一緒みたいなので。班の隊長やらせてもらう関係でちょっと先に色々見せてもらいました」

「あっ、そうなんですね。それで私の名前を…。まさか上忍になって最初の任務がはたけカカシさんと一緒なんて、本当に光栄です。
お役に立てるよう全力で頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。」

また頭を下げるとくすりと笑う声が聞こえた

「そんなかしこまらないで。カカシでいいです。オレもって呼んでいい?」

「は、はい。勿論です…カカシさん。」

名前を呼ぶとまた優しく目を細めカカシさんは笑った

「そっちはさん付けなのね。まぁいっか。」

(噂で聞いていたのと違って、優しそうな方だな。この方が伝説のコピー忍者のカカシさん…本当に光栄だな…)

そんなことを思いながらぼーっと彼を見つめる

「オレの顔、なんかついてる?」

「えっ、あっ!すみません!まさかお会いできるなんて思わなくて!つい見過ぎてしまいました!」

「ははっ、暗部の上忍になったんだよね?多分これから沢山一緒になると思うよ。今、人足りてないし。」

「そっ、そうなんですね。」

(ついていけるか心配だな…)

「大丈夫、オレがついてるから。そんな顔しないで。」

「えっ、私そんな顔に出てました?」

「うん。オレとしては仕事しやすいから、わかりやすい人でよかったよ。ほら、暗部の人ってわかりにくいやつ多いでしょ。」

初対面で恥ずかしいところばかり見せてしまい口を噤むとあっという間に火影室の前についていた
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