第2章 生きる為に背負う者
今回の任務は抜け忍の確保だった。
対象の抜け忍は自分達と同じく上忍として認められており、極秘任務にもいくつか参加している忍だったのに加え、今回の事件で複数の他の忍も一緒に里を抜けている
なにかしらの計画性があること、そして機密情報を持っているという二つが揃っているためすぐに暗部の方へ仕事がまわった
任務の詳細は抜け忍の早急の確保、確保が難しければ最悪抹殺という内容だった
「今回も物騒な話ですね」
テンゾウがそう呟く
「なんでそんなことしたのかな。頑張って捕まえないとね。」
がそう話しているとたくさんの赤い蝶がの元へやってくる
「、それは…」
「あぁ、テンゾウ…うん。今回ちょっとハードそうだったから一応追加要請って感じかな。……使わないのが一番だけどね。
カカシさ…、カカシ、準備できた…です。」
ぎこちない呼び捨てに頑張ろうとしているタメ口
少し無理をさせてしまったかと反省しつつも
他の忍とも等しく距離があるオレにとってに名前をそのまま呼んでもらえるのは本当に嬉しかった
「よし、5人から3人に減っちゃったし無理なく行こう。抹殺の許可も出ている、身の危険を感じたら手加減は無用だ」
「「押忍!」」