第2章 生きる為に背負う者
面越しでもわかるくらいは落ち込んでる
あれ……ちょっとやりすぎたか?
そう思っていると小さな声でボソボソとが話している
「…えっ?なに……」
はそっとオレの耳元に近づく
「カ…カカシ……、こ…今回の任務も頑張りま…頑張るから、終わったら一緒にご飯行こう?」
一気に体温が上がるのがわかる
思わずの面を外すと真っ赤になった彼女の顔が見える
(か、可愛すぎるだろ…)
「わっ!ちょっと!返してください!私のお面!ハムスターのお面!これすごくレアなんですよ!」
「敬語が戻ってるので返しませーん」
というか、ハムスターの面って、通りでの面は変な形をしていたわけだ
「あーもう!カカシ!返して!」
ひょいっとジャンプをしてはオレから面を奪うが勢いあまりオレに抱きついてきた
そのままぎゅっと抱きしめる
「大胆だね〜」
「違いますから!ちょ!ちょっと!事故!!!!」
腕の中でがバタバタと動いた
(ほんと、可愛いな…やっぱり。)
「はぁ、いったい僕は何を見せられてるんですかね…」
テンゾウが横から呆れた声でそう呟く
「テンゾウが割り込んできただけだぞ」
「えぇ!?三代目命令なのに酷すぎません?!」
何とかオレの腕から抜け出したは面を付け直しながら口を開く
「テンゾウと一緒の任務私は嬉しいよ?」
「はぁ、……君、鈍感って言われない?」
そんな話をしながら話題は今回の任務の話に移り変わっていった