第49章 禪院
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「さんですね、
夜分遅く申し訳ない...僕は禪院進と言います。」
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「(・Д・)!?」
残念ながら電話は悟さんからではなく、
禪院家の方でした。
禪院進📱
「日中に家の者が、私の子を残す為に
腹貸し家様の貴女の家に押しかけたと
たった今伺いまして...
貴女にはお子様がいらっしゃいますし
不安で眠れていないのではないかと気になり
お電話をかけさせていただきました。
申し訳ありません...大丈夫でしょうか...」
とても落ち着いた声色の男性で、
昼間の方とは違う感じがします。
(とても礼儀が正しい方ね。)
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「...ご丁寧にありがとうございます...
私は大丈夫ですので...」
(なんだ...禪院家の方は全員怖い方ばかりだと..
この様子だと害は与えることはないみたい...
謝って頂けたし十分...)
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「では...私はこれで...」
禪院進📱
「お待ちください。」
「…はい?」
電話を切ろうとしたけれど、
引き留められてしまいました。