第38章 玉木視点
様がお眠りになったのを見計らい
山梨の五条家にいる使用人に連絡をとります。
玉木📱
「玉木だ。星野の処分はどうなった?」
様にとって星野は良い使用人だったと
留置所に居る頭花に聞いているから、
声量は最小限に下げる。
使用人📱
「出流様は、
五条邸に守様を連れてきてしまったことと、
腹貸し家であるさんの殺人を企てた事を
怒っていて消せと言ってるし、
時子様はあの女の一族を解体するとか言ってますねー。
もう誰にも止められないってカンジッスね。」
星野は許嫁の女の一族から、
吐かれた"嘘"を本当だと信じ
それが五条家の為になるならと
女の言う通りに動いてしまったようだ。
玉木📱
「星野は今は?屋敷に居るのか?」
使用人📱
「使用人部屋に24時間監視で、
事実上の監禁になってるっス。」
(...まだ消されていないとう事は、救えるかもな。)