第33章 希望
玉木
「それは時代遅れの決まり事、
今や腹貸し家の女性方は率先して
パートナーの方とお育てになられるケースが
増えているのですよ。
ですが一族様によっては...
今だに昔ながらのお考えを持っているのも事実です。
しかし!五条家様にいたりましては現代的な考えを持ち
尊重できる一族様です。
全面的に悟様が様に守様を預けられた事を
容認しております。
ですからそのような考えは一切無用です!
良いですが?一切無用です!」
「(´⊙ω⊙`)」
(知らなかったわ...
腹貸し家の掟も時代に遭わせて変化していたのね)
こんなにハッキリ肯定して頂けると、
なんだか...嬉しくなってきました。
玉木
「事情があり守様が様の元に
戻って来られますのが最短で...
2日後になりますが宜しいですか?」
(2日後...?)
頭花さんのご実家は、
私の家から40分ほどなので
2日もかかるのが引っ掛かります。
「玉木さん、
守に何かあったのですか?」