第32章 殺害
「いっ......」
私は腹部に感じる鈍い痛みで
目を覚ましました。
(ここは...)
私が住んでいたお家でした。
電気が消されていて暗いけれど
月光でほんのりお部屋中が見れるので
間違いないです。
(そう言えば私...頭花さんに暴力を振るわれて...)
「(;´・ω・`)」
このまま横になっていれば、
次は何をされてしまうのか分からないので
立ちあがろうとすると...
"ギシッ🪢"
両手、両足が麻縄で縛られていて
動けませんでした。
"ガサガサッガサガサッ"
しかも...私の下には
ブルーシートが引かれています。
「誰か....誰か!!!」
(こ、これって...
サスペンスドラマでよくみる...
殺される前のシチュエーション!?)
胸もパンパンに張っていて、
早く出したいのに私はプチパニックです。
(頭花さん、なんのつもりでこんな事を...)
冷静になりたいけど、
なれなくて...涙が溢れてきます。