第30章 星野
【星野視点】
📱星野
「そうですか、
ご自分から守様の元を離れましたか。
良かったですよ、余計な殺生をせずに
済んだのですからね。」
頭花から意外な連絡が来たのは
朝の8時だった。
(これで許嫁様も落ち着くことでしょうね)
📱星野
「さんからの置き手紙は、
必ず保管してください。
それは重要な証拠になります。」
電話の向こうの八重頭花の声に覇気がないのが
気になるが。
📱星野
「通帳は...報酬として貴方に差し上げます。
暗証番号は後ろのページに書いてあります。
...え?要らない??
大丈夫ですよ、さんが持っていった
事にすれば良いのですからね。
それより頼みがあります。
守様を五条家にお連れください...
はい?家はどうするんだって?
...そんなボロ家放っておけば良い。」
高級ホテルの最上階部屋で、
俺は悟様の許嫁とベッドで寝ている。
昨晩は何度も身体を重ねたせいで
疲れが溜まっているのが厄介だ。