第27章 夜泣
ある日の深夜2時。
守
「ふぇーーーん💦」
隣で眠っていた守が泣き出しました。
頭花
「おっ!起きたか!!!」
「(・口・;)!!」
(なんで頭花さんが居るのよ💦)
最近知らない間に家に来て、
こうやってごく自然に育児や家事、
私達の私生活に乱入してきます。
「頭花さん...こんばんは...
今日もご実家を脱走ですか...」
私は頭花さんが現れた時用に授乳用ケープを
かぶり守に授乳をはじめます。
頭花
「なんだよー、その言い方!!
28の男はな!夜這いくらいするんだよ!!」
最初は授乳をはじめようとすると、
部屋から出る律儀さはあったのに
今じゃ皆無です。
「夜這いって...守の前で変なこと
言わないでください💦まったく!」
頭花
「守も男だからな!
知っていても問題ないだろうよ。
つか問題なのはお前のその過敏さだからな!!
そんな風に守を育てたら草食系男子まっしぐらだ、
俺の子は肉食系男子に育てんだよ!!!」
「俺の子って...貴方の子じゃないですぅ!
もう勝手に"認知"しないでください( *`ω´)ノ」
頭花さんがいらっしゃる夜は
こんな風に賑やかになるから
お隣が数百メートル離れていて良かったと
つくづく思います。
(でもこうやって構ってくれるから、
夜泣きの辛さも乗り越えられてるのかも。
感謝しなくちゃね。)