第24章 偽家族物語〜私は貴方の嫁じゃない〜
守を抱っこして
月明かりでほんのり明るい頭花さんの
お部屋を見渡す。
「凄い...」
守
「(。・ω・。)」
デスクトップパソコンがあったり、
難しそうな書物があったり...
余計な物が一切ない綺麗で
とても知的なお部屋です。
「汚さないようにしないと(;´д`)」
お部屋の電気を付けないまま、
私は適当に床に座り
守の授乳を始めます。
守
「んくっ...んくっ....」
「フフッ、可愛いね守...」
一生懸命おっぱいを吸う守を見ていると、
どうしても悟さんを思い出してしまいます。
(今日は満月かぁ...
悟さんもこの綺麗な月を
何処かで見ているかしら...)
私は窓の外の満月を見ながら
悟さんを想うのでした。