第2章 朝出
(私と悟さんがお出かけ...?)
私は夜勤で疲れ切った頭をフル回転させ、
今日の用事を思い出してみる。
(何かあったかしら...💦)
最近知ったのだけれど、
悟さんは私のような一般人にはない
能力をお持ちになり更に"特級"という階級で
とても凄い方のようです。
この事は私が悟さんから聞いたのではなく、
学生の虎杖様のお食事を配膳した際に教えて頂きました。
呪術なんて知らなかった3ヶ月前の私なら、
きっと...全てに否定的だったのでしょうね。
使用人の先輩方もほとんど"呪力"というものを
持ち合わせていて正直、
私の非力さを日々痛感しております。
ですが悲観はしておりません。
普通の私でもお洗濯やお掃除、
給仕のお仕事ができるのですから。
それを一生懸命行えば良いからです。
五条
「ほらほらー、早く着替えておいでぇー✨」
「あっ....は、はぃ💦」