第13章 写真
何も手に付かず
気づいたら私は冷たい川が流れる
橋で川を見下ろしておりました。
(Bプランなんて...私が務まるのでしょうか...)
川の流れがまるで、
"辛いならこっちにおいで"
っと言ってくれているよう。
(私に腹貸し家なんて
荷が重すぎたんだわ(´;Д;`))
お腹の子供がもし悟さんと同じ
能力を持っていたとしたら、
Bプランだと私の育て方次第で子供の将来が...
考えるだけで苦しくなって切なくなって...
"カタッ...カタッ..."
涙が次々と瞳から溢れてきます。
「うぅ"....」
(お婆ちゃん、悟さん...ごめんなさい...
わたし腹貸し家の資格も、
この子のお母さんの資格も無いみたいです...)
私は欄干に立ちました。
"バタバタバタバタッ"
首に巻いてきたマフラーが
冷たい風に煽られて激しく揺れています。