第12章 先人
病院の特別室は誰が払ってくれたか
分からずのままですが、
改装はを五条出流とい方だと分かっただけでも、
なんだか"不安"が少し払拭された気がします。
(いつかお逢いしたらお礼を言わないといけないですね。)
私はお腹を摩りながらそう思うのでしたが、
産んだあと...
このお腹の子と引き離されてしまえば
きっと五条出流さんには逢えないでしょう。
「お婆ちゃんの時はどうだったのかしら
きちんとお話を聞いておけば良かったわ。」
人生の先輩でもあり、
腹貸し家の先輩として
きちんと話を聞いておけばと後悔ばかりです。