第10章 心霊
廊下に出て見ると、
小さな灯りが何箇所しかついていない
薄暗い廊下が広がっているだけでした。
「誰も...居ない...」
念の為もた左右確認するけれど誰もいません。
(良かったぁ〜ふぅ〜)
ひと安心し、
病室に戻ろうとした瞬間...
「?」
廊下の突き当たりのトイレに、
小さな女の子が入って行くのを
目の端で捉えてしまいました。
(こんな時間に...女の子?)
お母さんの入院に付いてきた
お子さんかも知れません。
「1人で夜のお手洗いに行くなんて偉いわ(*´ω`人*)」
私が幼い時は夜のトイレは
親に必ず付き添ってもらう派だったので、
女の子に感心しつつも心配になり
私は突き当たりのお手洗いに
様子を見に行く事にしました。
"パタパタパタパタッ..."
仄暗い廊下に私のスリッパの音が響きます。
「ε-(´∀`; )凄いなーあの子。
私...もう怖い...」
(何かあれば近くにナースステーションもあるから
大丈夫よね...💦)