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五 条 の タ ネ .

第6章 抱擁





それからは、

とくに私は悟さんに質問はしませんでした。



何故なら悟さんは、

私が落ち込みそうな話は

おちゃらけながら場を和ませ話しをしてくれたり...

大切なところは真面目に話してくれたりして

しっかり私が望んだ1からの説明を

丁寧に果たしてくださったからです。





もし悟さんが嘘を言っていても私は後悔しないです。

祖母が悟さんに女中として

働ける根回しをしてくれていたり...

悟さんが祖母との約束を

果たそうとしてくれていること...

こんな私の為に...全てが嬉しいからです。






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