第1章 出会い
『今日の課題の量多すぎない?』
『わかる~!なんかいつもより多いよねぇ~なんでだろ~』
『そろそろ理系か文系か、決めないといけないな~』
『瑠奈はどっちも得意だからいいなぁ~』
『そう?まぁ、特待生』で学費免除してるし。
『さらっとすごい事言うなし~⁉』
話しながら2人で廊下を歩く。
正門前にたどり着き、靴箱から靴を出し履き替えながらふと思う。
そういえば最近バイトのシフトいれてもらえてないな、と。
気のせいか、すぐそういう思考になる。
そう、今思えばその思考を後悔しているーーーー。