第4章 新居!!
『…鳴らすよ?』
『…うん…』
ピンポーン…
『はぁ~い!!』
ドアがゆっくりと開く。開いた先には海斗さんがいた。
『あ、海斗さん!お久しぶりです!
これ、つまらないものですが…』
華が手に持っていた紙袋を渡す。
『ぁあ!ありがとうね!さ、入って入って!』
私と華は家に上がる。
わ~、新居って感じがする。
『疲れたでしょ、こんな朝早くから!ゆっくりして!』
『ありがとうございます…』
…華は私の事をちらりと見る。
私はもちろん眠いからずっと目をこする。
華は海斗さんに
瑠奈が少し眠そうなので上の階で寝かせても大丈夫ですか?と聞いた。
海斗さんはもちろんと言ってくれた。私は華に連れられ大きい寝室に行く。まだ細かい家具はないが大きいベッドが真ん中に置いてあった。
『…布団がない…』
私は小声で言う。華は一階に行き、昨日買ったらしき布団、(色違い)を持ってきてくれた。
『んへへ…』
私はベッドに寝っころがり華が買ってくれた布団を抱きしめて寝た。華は私が寝るまで頭を撫でてくれていた。
……ぱち
…部屋が薄暗い。ここは…ぁあ、新しい家だ。寝ぼけながらも声がする一階へいく。
『…華…』
私はボソッとつぶやき華の隣に座り込む。