第2章 いざ家出?!?!
『え、?』
…本心はそうだ。しかし、親の許可や所属費などもある。そして何より住み込み、という事だ。
母親の手伝いやバイトももちろんできなくなる。
『えっと、それは、どういう?』
『だから、したいかしたくないかだけ聞いてるの。』
『…し、したぃ?かも、』
『したいの?』
『なんか、…うん。いや、なんかじゃないな。したい。』
『そう。じゃぁ手配しとくわ!』
『…え?』
『なによ。したいんでしょ?』
『まぁ、うん。』
『それくらいお安い御用よ!
瑠奈には我慢ばっかりさせてたし、ちょうどいい機会だわ!』
『え、でも、いいの?バイトとか、手伝えなくなるよ?』
『大丈夫よ~』
『五万くらい電気代と学校代で落とせるわ~』
『え、学校私辞める系?』
『え、やめないの?』
『え、やめるん?』
『やめるんでしょ?話し聞いてる限り。』
『まじか、』
『まぁ、学校は通信にでもしといて、お金かからなくなるし!
いいんじゃない?』
母親がこんなに応援してくれている。それに応えたい。
そう思っていたら口が勝手に動いていた。