第15章 練習試合当日
湘北にとって初めての練習試合、相手は前年度県ベスト4の陵南高校。
今年は優勝候補ともいわれるチームである。
陵南は魚住が鬼神のようなブロックショットを連発、さらに超高校級プレイヤーである仙道も大活躍。
一方の湘北は桜木が田岡監督に怒りのカンチョーを決めた。
これがテクニカルファールになり、前半5分で得点は0-15である。
仙道中心にパスをまわしていく陵南。
パスが渡っただけで会場は仙道コールが響いていた。
晴「すごい声援…まさに四面楚歌ね…」
陵南の攻撃は止まず、仙道がダンクをぶちかました。
「「「「おおおおおおお」」」」
田(よし…この試合勝った!)
あなた(彰さん本当にすごい……だけどやられっぱなしじゃないですよね、赤木先輩。楓も)
この時点で得点は0-19である。
彩「さあ、まず1本よ!」
あなた「1本ずつ!!」
だが、安田のボールが陵南にカットされてしまい仙道がアリウープを決める……
彩「あっ!!」
あなた「楓!!!!」
かと思われた。
ズダッッ ズダッッ
陵南選手「「「!!!」」」
流「さあ行こーか」
流「てめーにゃ負けねえ、バスケもあなたも」
流川は仙道にだけ聞こえるようボソッと言った。
仙「!!!」
彦「す、すごいジャンプや、今のパスカット…あれが流川くん…」
流川親衛隊「「「キャーーーー!!」」」
彦(しかしうまいで!あんなあっさり抜くとは…!あんなデカいのになんてうまいドリブルや……それにあのスピード!誰もついていかれへん!)
彩「よーしいけぇ、流川!!」
あなた「楓ー!!」
流「!!」
ブワッ
彩「仙道!!」
あなた「彰さん!!」
彩(!?彰さん!?まさか下の名前で呼び合う仲なの…!)
仙「!?」
流川は後ろを走ってきた赤木にパスを出した。
パシッ
ドゴッッッ
「「「でたぁーー!!ゴリラダーーンク!」」」
彦(なんちゅうダンクや…ほんまに高校生かいな…)
仙(………)
魚(赤木……)