第13章 陵南高校
仙道は真剣な眼差しであなたを見つめてそう言った。
あなた「っ…練習が早く終われば……考えときます…」
仙「早く終わることを祈っとくよ!また明日も会えるといいな」ポンポン
仙(まさかこの俺が人を好きになるとはな……)
あなた「恥ずかしいんでやめてください…」
仙「ん??嫌だね」ニヤニヤ
あなた「ほんといじわる!!!」
だが、あなたは不思議と仙道の事は嫌だと思わなかった。
本当に自分のことが好きなんだと思わせてくれるほど仙道は優しかった。
また明日も会ってもいいかも、と思えるほどに。
あなた「じゃあ、彰さん、駅まで送ってくれてありがとうございました!気をつけて帰ってくださいね!」
仙「オレは大丈夫だよ、あなたこそ気をつけるんだよ。」
あなた「ふふ、ありがとうございます!じゃあ、また明日!」タタタ
仙「!!!!!!」
仙「それは明日も来てくれるってことかい…あなた……少しは期待してもいいか………?」
仙(狙って言ってるのか…?)
仙道はあなたに感情を振り回されていた。
______電車の中
あなた「あ、間違えてまた明日って言っちゃった……。ま、間に合えば行ってみるか!」
そうではなく、ただのおバカなあなたであった。
あなた(でも、彰さんすごくいい人だった…明日も会ってみるのも…いいかも……)