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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第13章 陵南高校


それから仙道の自主練が始まった。
あなたは仙道のどのプレイにも目を奪われた。
上手すぎて、なんの言葉も出てこない。
仙道はあなたが暇しないように時々話しかけてきてくれた。

あなた(上手すぎる…全てのプレーが流れるようにきれい…楓苦戦しそうだなあ……それに…最初チャラいのかと思ったけど、バスケに対して真っ直ぐだし、話かけてきてくれたりして凄く優しい人なんだなあ……)

仙「ふう…ちょいと休憩すっか」ハァハァ

仙道がこちらに来たので、あなたは近くに置いてあった仙道のものであろうタオルとドリンクを持ち仙道に渡した。

あなた「お疲れ様です、どうぞ!!」ニコ

仙「っっっ!!!!ありがとな」ニコ
仙(なんだ…?今すげードキッとした…)

あなた「彰さんって天才って言われてるじゃないですか」

仙「ん?ああ…そうみたいだな…」
仙(なんだ……?)

あなた「天才の一言で片付けちゃだめだと思います」

仙「??」

あなた「こうやって、誰よりも影で努力して、その努力が自分たちに見えてないからみんな天才の一言で片付けてるんですよね。上手い人なんて、みんな凄く努力してるに決まってるのに。だから私、人に対して天才ってあんまり使うべきじゃないと思うんです。もちろん例外はあるのかもしれませんけど…」

仙「!!!!!」
仙「あはは!まいったな…そんなこと言われたの初めてだ」

あなた「わ!!ごごごめんなさい…私生意気なこと…」

仙「いや、嬉しかったんだ。そんな風に言ってもらえて。ありがとう」ポンポン
仙(この子は他の人とは違う……俺のことをちゃんと見てくれてる)

あなた「っっ!!」

仙「よし、もーちっとだけして帰るか!まだ付き合ってくれるか?」

あなた「もちろんです!」

______練習後______

仙「付き合わせて悪かったな」

あなた「いえいえ!とてもいいもの見れました!」

仙「いい敵情視察だったか?」フッ

あなた「はい!それに明後日は負けませんよ!!」

仙「勝つのは陵南だ」

あなた「また明後日練習試合も会えるのも楽しみにしてます!」

仙「………っっ」
仙(この子は無意識に爆弾投下しちゃうタイプか…)

ピタッ

仙道は歩く足を止めた。
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