第12章 ご機嫌
______1年 廊下
花「ハッハッハ!!」
生徒「桜木くんどうしたんだろう」「今日はやけに機嫌がいいな」ザワザワ
高「いよーー花道、どうしたヘラヘラして!」
大「女にフラれすぎてとうとうアタマにきたか!?」
花「いよーーー高宮、相変わらず丸いな!バスケ部のオヤジといい勝負だ!」みゅ〜
高「む…!ええい放せ!」
花「ダイエットしなさいダイエットを、これが16歳のハラか?ん?このビール腹が、高宮くん、ん?」
花「スポーツをしなさい、スポーツを!スポーツはいいよ君たち!とくに早朝はいい!」
高「なんなんだ一体…くそ…」
洋「ハッハッハ、どーした?」
大「おー、洋平、花道なんかあったのか?やけに上機嫌じゃねーか」
洋「あ、あぁ…なんかさ…」
高「な、なにぃ!?あなたと朝練を!?2人っきりで!?」
3人「まあ単なる偶然だろ、それ。」「そうだよな、たまたま会っただけのことだもんな」「でもそんな偶然であそこまでシアワセになれるヤツもめずらしい」「単純の極致だな」「単純王だ」
洋「ああ、それもあるんだがな……」
3人「なにぃ…!!!」「花道があなたが好きだと自覚したのか!」「なるほど、それでスッキリしてあんな機嫌いいのか…」
洋「あぁ………」
大「でもよー、洋平も好きなんだろ?あなたのこと」
洋「…………」
大「オレたちが気づいてないとでも思ったか?バレバレだぜ?」
洋「……バレてたか」
大「ちなみにだ………オレも実は……」
他の3人「「「はぁ!?!?」」」
野「おいおい嘘だろ…」
高「なんてこった………」
野&高「「オレもだ」」
4人「………………………………」
洋「全員ライバルかよ……どーなってんだあなたのモテようは…まったく…」
大「まったくだ……」
野「あぁ……」
高「…………」
高(勝てる気がしねえ………)
洋「まあ、全員譲る気はゼロだろうし、なにがあっても恨みっこなしでいこーぜ。そんであなたになにかあったら絶対に助ける!守る!」
3人「「「おう!」」」
また団結力の上がった桜木軍団だった。