第12章 ご機嫌
______1年7組
花道と別れた後のあなたと流川の状況を知らない花道は上機嫌であった。
花「ハッハッハッハッ」
洋「おー、花道、どうしたなんかあったのか?」
花「おう、洋平!きいてくれ!今日朝練してたらよ、たまたまあなたさんが来て、2人で秘密の特訓をしたんだよ!」ハッハッハ
洋「へえ…そうなのか、んで、その特訓の成果は?」
花「いやー、もうあなたさんのおかげで完璧!庶民シュートが入るようになったぜ!まあ俺が天才なのもあるんだけどよ」ハッハッハ
洋「そりゃすげーじゃねーか!んで、それだけじゃねーんだろ?その機嫌の良さは」
花道と洋平は今までヘラヘラしていたが急に真剣になった。
花「おう、俺今まであなたさんとハルコさん、どっちが好きかわかんねー時があったんだ」
洋「おう」
洋(ついに気付いたか……)
花「んで、今日朝練終わってよくよく考えたんだ。そしたらやっぱり俺はあなたさんと一緒に居ると楽しいし、ホワホワするんだ。たぶんこれが好きやってヤツだ。もちろんハルコさんもかわいいと思うけど、それだけなんだ」
洋「気付くのにだいぶ時間がかかったみてーだな」
花「洋平はわかってたのか!?」
洋「何年友達やってると思ってんだよ、わかるっつーの。お前あなたと話す時とハルコちゃんと話す時、全然違うぜ?」
花「そ、そうだったのか……」
洋「それで、自分の気持ちがわかったからスッキリして機嫌がいいのか」
花「そのとーり!吹っ切れたぜ!!!これからはあなたさん一筋だあ!!」ワハハハ
洋「花道」
花「ん?」
洋「お前に負けるつもりはねーからな」
花「フッ、洋平もだよな、わかってたぜ。オレだって負けねえ!」