第11章 朝練
チュッ
最初はただのキスだったが、段々と上唇を吸われたり、下唇を甘く噛まれたりと、どんどんエスカレートしていった。
チュッ クチュッ……
流「ん…はぁ…」
あなた「んう…ん……はぁ…」
あなた(なにこれ…気持ちいい……)トロン
長いような、でも短いような、そんなキスだった。
お互いが唇を離すと銀色の糸で繋がっていた。
流「………わり。止めらんなかった」
あなた「ん…大丈夫…」
流「その顔で学校行くのか?」
あなた「その顔って…?そんな変な顔してるかな…」
流「まだしてくれっていう顔してるぞ」
あなた「っし…してない!!!楓のばか!へんたい!」
流「そりゃねーだろ」
あなた「うるさいうるさい!じゃ、じゃあ私1回帰るから!!またね!!!!!」クルッ
流「まてよ」グイッ
チュッ
あなた「!!!!!!!!………もう。じゃあ、後でね」
流「おう」
あなたは満更でもなかった。
だが、未だに自分の気持ちには分からずにいた。
あなた(私って楓のこと好きなのかな…ドキドキするし…キスも…嫌じゃなかった…けどわからない……こんなのでいいのかな私…)
そんなことを考えながら家に帰ってシャワーを浴びるあなたであった。