第11章 朝練
______バスケットゴールのある公園
あなた「やっぱ毎日バスケ見てたらしたくなっちゃうなー!ちょっとだけしよっと!!……ん?花道だ!レイアップの練習してる!」
花「くそ…いまだに1発も入らんとは……」
パシっ
あなた「おはよ、花道!」
花「ぬ?……あなたさん!!」あたふた
あなた「びっくりした!こんな朝早くから花道がレイアップの練習してるなんて!偉いね!!」
花「ははは!まさか!この天才バスケットマンが努力など!遊びですよアソビ!」
あなた「それでもボールに長く触るのは大事だよ!レイアップ……一緒にする?花道が嫌じゃなかったら…だけど」
花「も、もちろんいいに決まってます!」
花(おお〜これは2人だけの秘密特訓というやつでは!?幸せの予感…!)
あなた「じゃあ花道、私が先にレイアップしてみるね!」
ダムダム フワッ パサッ
花「おお!!スバラシイ!!!」
あなた「入ってよかった!次は花道やってみてー!」
花「おお!」
そして花道とあなたの秘密の特訓中に流川も同じ場所にやってきた。
流「!!」
流(くそ…先客か……ん?あれはあなたじゃねーか…どあほうとなにやってんだ…)
ダムダム バッッ
花「うりゃ!」
ドゴッ
花(おかしいな、何が悪いんだ?なぜ入らん…?)
あなた「花道、もう1度楓のレイアップ思い出してみて?」
花(…………もうちょっとフワッと飛んでたよーな…よし、高くジャンプしてみよう)
あなた(あ、なにか気付いたかな?)
ダムダム ブワッ
流「お」
あなた「わ!いい感じ!」
花「あっ、しまった…」
スウ…
花「今のは高く跳ぶことに気を取られて手がほったらかしに…」
あなた「そうだよ花道!手に力は入れずに、置いてくる感じ!」
花「ヒザをやわらかく、高く跳んで、置いてくる。よし!」
花「いきますよ、あなたさん、今度はバッチリ!」
あなた「うん!!!頑張って!!!!!」ピース
花 ピース
ダムダム
ブワッ
花「とう!!」
パサッ
あなた「花道!!!入ったよ!!!」
花「できた!!!!!!!」
これが彼が初めて入れた庶民シュートであった。