第33章 優しさ ※
あなた「なんか口の中気持ち悪い!ちょっとニンニク入れすぎちゃったかな?歯磨きしよっと!洋平もする?歯ブラシいっばいあるから!」
洋「それなら…オレも歯磨きしようかな」
2人は歯磨きを済ませ、2人でソファに座ってテレビを見る。
洋(これ…付き合ってるみてぇだな…)
チラ、とあなたを見ると楽しそうにテレビを見ている。
泣きそうになったり、笑ったり、少しの間で表情がコロコロと変わり、かわいいと同時に少し面白くなった洋平は笑いだした。
あなた「急にどうしたの!?」
洋「っくく…。いや、あまりにも色々表情変わるもんだからおもしろくってよ…ふっ」
あなた「またすぐからかうんだから!もー!」
洋「いつも言ってるだろ?かわいくてつい、な」
急に耳元でそう呟かれたあなたは恥ずかしくなり、そっぽを向いた。
洋「あれ?照れた?」
あなた「照れてませんー!」
洋「じゃあなんでそんな顔赤いんだ?」
あなた「だって洋平が…!」
そう言って洋平を見ると真剣な顔をしていた。
洋「オレが?」
あなた「っっっ」
洋「なに?」
あなた「えっ…と、」
真剣な顔でどんどんと近付いてくる洋平の顔。
あなたはキスされることがわかった。
だが、手を口の前に出し洋平の口を止める。
洋「………嫌だった…か?」
あなた「ちがう…ちがうの…私…誰とでも…キスとか…しちゃって………」
洋「オレはそんなの気しない、って言ったろ?」
あなた「だけど…」
洋「あなたが嫌ならオレは無理にしない。だが嫌じゃないなら…」
あなたの手に自分の手を重ね、優しく包み込む。
洋「受け入れてくんねぇか?…好きなんだ。どうしても、止められねぇ」
あなた「っっ……」