第33章 優しさ ※
洋「んんっ!!!うまい!さすがだな!」
あなた「ほんと?よかった!やっぱり食べてくれる人がいると作りがいがあるね!ふふ」
そう言いながらとても上品で綺麗にパスタを食べるあなた。
洋(あなたってダメなところひとつもなくね…?)
かわいくて、優しくて、気が利いて、料理が出来て、体つきも良くて、誰からも好かれて、なのにお高くとまらない。嫌な感じが全くしない。
洋平がそんなことを考えていると、
あなた「あ、洋平」
あなたの手が自分に伸びてくる。
口元に手が触れる。そしてあなたの口へと戻る。
あなた「ソース、ついてたよ!ふふっ」
洋「っっ!!!!あ、ありがと…恥ずいな」
洋(オレをどうしたいんだよチクショウ…)
あなた「あー、洋平が顔赤い!」
洋「っ!う、うるせ!」ゴシゴシ
あなた「あはは!私が取ったからもうついてないよ?ふふっ」
洋「……っあとで覚えとけよ!」
あなた「あはは!!」
楽しい食事タイムを過ごし、あっという間にパスタは無くなる。
あなた「ふぅ〜、ごちそうさまでした!おなかいっぱい!洋平もお腹いっぱいになった?」
洋「あぁ、なったよ。ご馳走様、ありがとな」
あなた「うん!ちょっと休憩〜〜動けなーい!」
洋「洗い物はオレがするよ」
あなた「ほんと?ありがとう!じゃあお願いしようかな!」
キッチンで洋平が洗い物をしている間、あなたはソファでテレビを見ていた。
それぞれ違うことをしていたが、それは何故だか2人とも心地のいい時間だと思えた。