第32章 体育館
あなた「わぁー、やっぱみんな期待されてるんだね!すごい、私も嬉しい…」
洋平はそう言ってニコニコと皆を見つめるあなたを見て、本当にバスケが、このバスケ部が好きなんだと思った。
洋「…おまえもバスケ部だろ?行ってこいよ!」
あなた「っっと!」
洋平は人集りの中心へと、あなたを押し出した。
「「「「!!!!」」」」
急に現れたあなたにびっくりしたのか、その場はしーんと静まり返る。
あなた「………え、と…急にすみません、躓いちゃって…あはは…」
「うおおお!1年のあなたちゃんじゃねーか!」「やっぱかわいいな!」「いいなぁバスケ部は」「オレだってあなたちゃんがマネージャーだったら頑張れるのに!」
あなた「えっ!?え、ありがとうございます…」
あなたは恥ずかしがりながらもお礼を言う。
あなたを褒められたバスケ部は何故かご満悦。
全員満足気な表情を浮かべている。
「話しかけてみてもいいかな!?」「付き合いてぇー!」「横通った時いい匂いしたぞ!」「胸でけぇよな…」
だが、よからぬことを言う輩もいた。
そういうヤツらにはきちんと牽制する。
三「お前ら…あなたに手ェ出すんじゃねーぞ」ギロ
宮「出したらわかってんだろーな?」ギロ
花「許さんからな?」ギロ
流「…」ギロ
「「「「ヒィイイイ……」」」」
あなた「ちょ、ちょっと怖いこと言わないでくださいよ…!」
青田「いい気になるなよバスケ部!」
あなた「あ!!龍彦さん!お久しぶりです!」ニコッ
青田「あなた!今日もかわいいなぁ…」ポンポン
あなた「あ、ありがとうございます!」
青田(あ、あれ…?照れない…?)
「なんだあいつは!?」「頭撫でたぞ!?」「許されるのか!?」
青田「ん"んっ!昨日もまた退場したってなあ…柔道部へ入れ桜木。今ならまだ間に合う」
花「この天才がバスケ部を優勝へ導く!!」
「おおお!」「ガンバレよ桜木!」「湘北優勝!」