第32章 体育館
______体育館
花道と洋平は2人で体育館に居た。
洋「何ぼーっとしてんだ、花道!まったく、眠れなくて早起きしすぎたからってムリヤリつきあわせといてよ…」
花道は昨日の翔陽戦の最後のダンクを思い出しながら、ダンクをする。
ガッッッ ズダッッッ
ギシ…ギシ…
花「……洋平…きのうはやっぱりオレ…けっこうすごかった…?」
洋「あの大歓声がきこえなかったのか?」
花「オレ…なんか上手くなってきた…」
洋「ハハ、天才なんだろ?」
ガラッ
あなた「あっ!やっぱり居た!」
花「あなたさん!」
あなた「おはよう、花道、洋平!なんとなく、居る気がして、来ちゃった!」ニコッ
花&洋「!!」ドキッ
あなた「昨日はお疲れ様!洋平も、応援に来てくれてありがとう!」
花「よゆーっすよあなたサン!」
洋「おう」ポンポン
花「あーーっ!!!洋平だけずりぃぞ!」
洋「お前もやればいいだろ」
花「……」チラッ
あなた「…ふふっ、してくれるの?」
洋(まったく…最初はあんなに顔真っ赤にしてたっつーのに…完全に慣れちまってそんなことまで言えるように……はぁ…)
花「!!」ポンポン…
あなた「ありがとう!」
花「い、いいいいつでもしますよこのくらい!!ナハハハ!」
そこに晴子と赤木がやって来て、今朝の新聞に花道が出ていたことを知る。
花「これは全生徒に知らせなければ…!今すぐコピーして配るぞ!」
そう言って花道は走って行った。
赤木と晴子も、ため息をつきながら花道を追いかける。