第31章 欲望 ※
そしてあなたが1度目が覚めるともう時計は日にちを跨いでいた。
あなた「私また意識が…ってもうこんな時間!?楓!楓!」
流「……?」ボーッ
あなた「日付け変わっちゃってるよ!帰ってなくて怒られない!?」
流「…友達の家に泊まるって言ってきた」
あなた「そっか、なら大丈夫か…」ほっ
流「あなた……」ぎゅぅ
あなた「ちょっ…服着たいんだけど…」
流「イヤだ」ぎゅぅうう
あなた「はぁ…わかったよ…、おやすみ楓」
流「……」スースー
2人は仲良く眠りについた。
______次の日の朝
あなたは流川より早く起き、先に布団から出る。
あなた「!?!?」
自分の体を見下ろすと、視界に入る自分の体の至る所に赤いシルシがついている。
あなた「っ〜〜〜〜〜!」
急いで、洗面所で自分では見ることの出来ない場所を確認する。
あなた「……………」
それはもうおびただしい数の独占欲が散りばめられていた。
あなた(昨日は…つけられてるの気づかなかった………)
あなたはいかに自分が昨日、快楽に溺れていたのか知らしめれた。
あなた「これじゃだめだよね…はぁ……」
あなた「それにしても…隠せるかなこの量……」
すると流川も洗面所へやってきた。
ぼーっとしながら後ろから抱きついて、首元に鼻を寄せる。
あなた「……楓、おはよ。ちょっとこれはやりすぎじゃない?」
流「……?」ボーーッ
あなた「隠すの大変じゃん…!」
流川はそう言われ、鏡越しにあなたの首元を見る。
流「!!!!」
流「……ぜんぶオレか?」
あなた「自覚ないの!?そうだよ!!」
流「わりぃ…昨日は…その…余裕なくて…」
あなた「そういえば楓なんか勘違いしてなかった?私と藤間さんが何してたと思ったの?」
流「…?なんかエロいこと?」
あなた「っっ!なんでそうなるの!そんなことしてません!」
流「オレのカンチガイ?」
あなた「そうだよ…まったくもー…」