第31章 欲望 ※
そして帰宅し、お風呂に入り汗を流す。
流川がうちに来るなら、何かご飯を作ろう。
あなたも疲れていたため、カレーを作った。
あなた「よし!もう出来た!!電子レンジって便利だなあ…煮込む手間がこんなに省けて…!」
ピンポーーーン
ガチャッ
流「…いい匂いする」
あなた「今日はカレーにしたの!食べるでしょ?」
流「あぁ、サンキュ」
2人でテレビをみながら他愛もない話をしてカレーを食べる。
それはまるで、夫婦みたいであった。
ご飯も食べ終わり、ソファに座り、ゆったりとした時間が2人の間に流れる。
流「なぁ」
あなた「ん?」
流「今日…オレたちが控え室で寝てる間、誰かと居たか?」
あなた「えっ…と、なんで…?」
流「あなたの匂いが、あなただけの匂いじゃなかった」
あなた(それ宮城先輩にも言われた…そんなにわかるもんなのかな…)
あなた「うん…たまたま翔陽の藤間さんに会って…それで…」
流「藤間だと…!?……告白されたのか…?」
あなた「いやいや、そんなんじゃなくて!!」
流「じゃあなんであんなに匂いがつくんだ…?」
あなた「えっと……慰めてた…?から…」
流「慰める…?どんな慰め方をしたらあんな匂いがつくんだ…?」
流川の目は嫉妬でギラついていた。
どんどんあなたに近づき、ソファに倒れそうになる。
あなた「まっ……ちょっ…違うって!ちょっと胸貸してただけだからっ…!!」
"胸を貸す"
意味は考えを示す、助言、助力をする。
あなたは藤間に助力をしたと言いたかったのだが、流川は違った意味で捉えてしまった。
流「は…????」ブチッ
流川の目はもう獣のようにギラついていた。
あなた「ま、まって…なんか勘違いしてない…?」
流「うるせぇ」
あなた「ちょっ……んんっ…んっ…まっ………はっ…」
流川は噛み付くようなキスをする。
あなた「楓…話をっ……んんぅ…きぃっ……てっ…」