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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第29章 5回戦


三井の放ったシュートは外れ、花道がリバウンドを取る。
が、下から藤間が狙っておりボールに手を伸ばす。
それを避けようとボールを動かしたものの、花道の肘が花形の顔面に直撃してしまい、この試合4つ目となるファウルを取られる。

花形「これで桜木はファウル4つだ」

藤「花形!」

花形「勝って決勝リーグに行くぞ!全力で湘北を倒す!」

このプレイを機に試合の流れは翔陽に傾いていく。
花道は4ファウルを気にして、これまでの積極的なプレイができなくなりリバウンドも取れなくなる。
翔陽はインサイドから着々と加点、残り5分には点差は58対46と開いていた。

「さすが翔陽強い!」「これで決まった!」

信「やはり強い…これで決まりすかね牧さん…あなたさん……」
牧「あぁ…そうだな…」
牧(あなた…)

あなた「三井先輩……」

あなたは心配そうな目で三井を見つめる。

三(くそ…これがオレの姿か…?あなたと…ベンチの1年にまで心配されちまってる…これが三井寿の姿か…?)

ボールが回ってきた三井はシュートをするが、長谷川にファウルされ倒されてしまう。

花「ミッチー大丈夫か!?」
宮「三井サン!」

三(そうだ…思い出せ……)

花「ミッチー」

三「さわるな」

花「ぬ」

三「そうだった…MVPを取った時もそうだったはずだ…こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!あなたのためにも…約束したんだ…オレは勝つんだ!」

あなた「!!三井先輩の雰囲気がなんだか変わった…!」

「フリースロー!」

木「3本だ!これで三井も少しは休める……!?」

シュッッ

木「どーしてそんなスグ打つんだ!?休めよぉ!」

スパッ

三「さっさと続きを始めるぞ!オレの気持ちが醒めないうちにな!」

あなた「!!!さすが、三井先輩」

3本のフリースローを決め58対49。残り4分半。
三井はオールコートで当たることを指示する。

牧「当然だ。湘北からしたらここで何とかしとかないとこのままで試合終了だ」

長谷川にボールが渡る。

三「来い」
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