第29章 5回戦
残り10分のところで湘北がタイムアウトを取った。
その時翔陽の長谷川は、三井にボックスワンでつきたいとお願いする。
彩子は、タイムアウトが終わった頃に宮城に声をかける。
彩「相手は県内トップを争うガードよ!何が言いたいかわかる?」
宮「そいつを倒してオレがトップになる」ニッ
彩「Good.!!」ニコッ
あなた「行ってらっしゃい!リョータ先輩!」
宮「あなた!っおう!!」
パシッ
ピピーーーッ
赤「いくぞ!勝って決勝リーグだ!」
その時あなたは三井に目がいった。
あなた(三井先輩…相当疲れてる…)
木「先生、三井を少し休ませた方がいいんじゃないですか?かなり疲れてますよ…!」
安西「木暮くん、彼はひっこめませんよ」
木「先生…」
あなた(頑張れ三井先輩…)
赤「バンバンパス回すから決めろよ、3P!」
三「フッ、出世したな赤木。誰にいってんだ?」
赤「桜木、お前のリバウンドには少し期待している」
三「ちゃんと取れよ」
宮「お前のリバウンドはこの試合で一躍県内トップクラスだぜ」
そう言われた花道は自信に満ち溢れていた。
野「なんだ!?あの自信に満ち溢れた顔は!」「なんか言われたな!」
花「この試合もらった!!!はっはっは!」
湘北ボールで始まった試合は、赤木にボールが渡り、そこに3枚のディフェンスがつく。
赤木は宣言通り三井に パスをまわす。
三井はシュートを打つが、長谷川にブロックされる。
あなた(あの6番…目立たないけどずっといい動きしてる…)
あなた「三井先輩にボックスワンでついてますね…相当疲れますよあれ…」
木「三井は高校の試合はこれが初めてだ、まだフル出場の経験はない」
安西「この試合のカギを握っているのは桜木くんと三井くん、この2人です。ここまで競った試合をしてこれたのは予想外の活躍が大きい。あのリバウンドでゴール下のハンディはほぼなくなった。でもそれだけではまだ勝てない。勝ちに行くためにはここから三井くんの力が必要になる」
三(くそっふりきれねぇ!くそっ)
安西「疲れていてもひっこめるわけにはいきませんよ」