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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第29章 5回戦


花「さあ後半いくぞ!一気に逆転してやる!!」

観客は後半に入って俄然元気な花道を見て不思議に思う。
絶賛調子に乗っている花道は出来もしないゴール下のシュートを打ち、自ら取るという無茶をしていた。
だが、見かねた赤木は花道からボールを貰い、ダンクを決める。

会場は盛り上がる。

そんな中花形は、花道のことを動きが読めない奴だと思っていた。
花道は活躍し、後半残り14分半を切ったところでついに1点差まで迫る。

あなた(花道…!県内一の高さを誇る翔陽相手に…!)
彩「ノって来たわね!」
あなた「はいっ!!」

「ディーフェンス!」「ディーフェンス!」

赤「桜木!この1本絶対取るぞ!」

そして翔陽のシュートは外れ、またも花道がリバウンドを取る。

花形(あっという間にオレや赤木よりも上へ…!こいつは瞬発力が全然違う…!)

安西「リバウンダーとしての素質を開花させ始めましたね彼は…」

と安西も思わず呟く。

そして湘北はその後速攻で流川がダンクで点を決めると、ついに翔陽相手に逆転した。
残り14分と少し、35対36。

バッッッ

藤間は今度こそ上着を脱いだ。

「「「!!!!」」」

藤「交替お願いします」

ピピーーーッ

「メンバーチェンジ!」

あなた(ついに藤間さんが…!)

花「ぬっ!補欠を出すとは!?」

田「真のエース登場だ!」

会場は藤間コールでいっぱいだった。

藤「シケたツラするな!海南が見てるぞ!」

それを聞いた翔陽のメンバーは一気に燃え上がる。

藤「行くぞォ!!」

そしてそれを見ていた海南のメンバーはベンチに居た時の藤間とはまるで別人で驚く。

牧「選手兼監督である藤間はベンチでは監督だ。自分を抑え、冷静でなくてはいけない。奴はコートに出た時だけ監督の重責から開放される。プレイヤーとしての奴はクールとは程遠いぜ」

藤間はなんなく点を取る。

藤「湘北はベスト4にはまだ早い!さあ来い!」

この言葉にカチンと来た湘北メンバーも燃える。
だが、藤間が入った翔陽はやはり強く、点差は6点に開いた。
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