第22章 1回戦
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その頃、仙道は自動販売機に飲み物を買いに来ていた。
仙(まさか1回戦敗退なんてことは…)ゴクゴク
?「どうだ、仙道…おまえらを苦しめた湘北は…?」
仙「牧さん…!」
牧「よう、仙道。…あなたとはどういう関係だ?」
仙道が抱きついているのを目撃していたのは牧だった。
仙「!?!?………牧さんこそ、あなたのなんなんすか」
牧「質問には答えてもらおうか」
仙「はぁーっ、好きなんすよ。じゃあ聞きますけど、牧さんはなんなんすか?てかなんで知り合いなんすか?」
牧「オレとあなたは…小学生の時からの知り合いだ」
仙「小学生!?なんでまた…」
牧「ミニバスのチームが同じだったからだ」
仙「…なるほど。」
牧「あいつはオレのこと兄のように思ってくれているようだが、オレはあいつを妹のように思ったことは一度もない」
仙「……へぇ。それをオレに言ってどーするんすか?」
牧「オレも遠慮はしない、ということだ」
仙(牧さんまでライバルかよ……)
仙「これで宣戦布告何人目だ…ま、負けるつもりはないんで、バスケもあなたも。望むところっすよ」
「「「おおおおおおぉぉお」」」
牧「なんだ…?」
仙「湘北の反撃が始まったかな…」
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越「彦一、あの7番よーく見とけよ」
ダムッ バッ
ドゴッッッ
宮城から赤木にパスが渡り、赤木はダンクを決めた。
「「「おおおおおおぉぉお」」」
観客からは歓声があがる。
彦「はやいであの7番!」
ダムッ
あなた「リョータ先輩ナイスー!」
宮「!!」クルッ
あなた「ちょっと、前…!」
あなたの声に反応し、顔を逸らした宮城のボールを奪おうと三浦台の選手はボールに手を伸ばす。
しかし、ボールに手が届くことはなく、三井にパスが通る。
宮(あなた…♡)スッ
バシッ
ボールを受け取った三井はそのままシュートを決める。
魚「!!!!!」
魚「三井!武石中の三井寿だ!!!」
魚住はそのシュートフォームを見て三井だと気付く。
パスッッ
三「よぉーし!!」
あなた「ナイシュー!」
越「彦一…あの7番が湘北のエースガード、宮城リョータだ」
魚「赤木、流川、宮城、そして三井…湘北はまた1つレベルを上げたな…」