第18章 三井という男

あなた「…………」

三「その目、気にくわねぇな」

ビュッッッ
バチッッッ

その時、流川が三井に向かってたばこの跡と唾がついたボールを投げた。

あなた「っか、楓…だめ……」

流「汚い手であなたに触るな」

三「あ？」

その時流川の背後には、モップを構えた竜がいた。

ガッッ

竜は流川の頭目掛けて振り下ろし、その後も腹部を殴った。

ドスッッ

あなた「楓っ！！！」

流川を殴った直後、竜があなたを引き寄せた。

あなた「わっ…」

流「！？」

流川が見た時には、あなたと竜の唇が重なっていた。

「「「「！！！！」」」」

あなた「うう……んんっ…やめっ…はあっ…」
竜「っは、さっきの目、唆るぜ。俺の女になるか？」ﾆﾔﾘ

あなた「はあ…だれがあんたなんか…」

三「おい竜！なにやってんだ！」

竜「わりー、あの強気な目みると抑えきかなく……」

ドスッッッ
ドサッッ

最初に手を出したのは流川だった。

流「絶対に許さん」

三「や、やりやがったな！とうとう手を出しやがったな！これで…」

ガッッ

流川はさらに三井も殴り飛ばした。

宮「切れてる…やめろ流川！こらえろ、よせ！！」

流「こいつらが悪い、ぜってーゆるさん」

不良「コラァ！」

ガシッッ

流川は殴りかかってきた不良の手をひねりあげた。
そしてその手をあなたが優しく止めた。

あなた「楓、やめて…お願い…。大変なことになっちゃう…」

流「あなた……」

不良「もうなってるぞコラァ！！」

バチンッ

不良は手を振り上げ、あなたの頬を叩いた。

バンッッ

あなた「いっ……」

宮「！！！！」

その瞬間、流川よりも早く宮城が反応した。

ぶあっっっっ

木「宮城！」
彩「リョータ！」
あなた「リョー…」

バキッッッ

宮城もブチ切れてしまい、不良の顔面に飛び蹴りをくらわせ、さらには殴り続けた。

宮「ブッ殺す！てめー許さねぇぞ！」

木「た…たいへんなことになった…」

そして鉄男が流川、角田、潮崎と殴っていった。

あなた「ちょっ…ちょっと！もうやめてください！」

宮「あ、あぶないあなた！出てくるなぁ！」