第17章 宮城という男
宮「会った瞬間、ビビっと来たんだ。でもオレはずっとアヤちゃんが好きだったから、こんな一瞬で、そんな訳ないって思ってた。勘違いだと。だけどそれこそが勘違いだった。たった1日だけでも、あなたと話す度、笑顔を見る度、オレはどんどん気になっていった、だがそれでも違うと思いこんでいた。でも1対1したときにもう認めざるを得なかったよ。オレは彼女が好きなんだと。」
宮「……あの感じじゃ流川も好きなんだろう。他にも彼女に好意を寄せている人は大勢いる。叶わなくても構わない。今まで通り、試合に勝って、あなたが笑ってくれたらそれでいい。ま!ちっとは期待したいとこだけどな!!!………てめーも好きなんだろ?こんな話して悪かったな」
花「ワカル……」スーー
花道は宮城の話を聞いて泣いていた。
宮「!?」
花「オレも…最初はハルコさんとあなたさん、どっちが好きかわからなかったんだ……」
花道は宮城にあなたを好きになった経緯を話し、2人は分かりあった。
そして、あなたのためにバスケを頑張ろうと意気込んだ。
______翌日
宮「今日もやるぜ花道!」
花「おう、リョータ君!」がしっっ
つい昨日まで仲の悪かった2人が肩を組んでおり、かなりザワついた。
「不気味な…」「これは一体…」「……」
あなた「……???」
あなた(なんかよく分からないけど仲良くなってくれてよかった!)
まさか自分がきっかけで仲良くなったとは思ってもいないあなたは呑気にそんなことを思っていた。
この時、これから起きることは想像もできなかった……