第17章 宮城という男
そして宮城はさらに花道を蹴り、花道は草のある花壇に埋もれてしまった。
三「コラ宮城…お前相手を間違えてんじゃねーか」
宮「もういいじゃないすか…あんたらとは痛み分けってことで…」
ガサガサッ
三「ん…なんだ?」
ドカッっっ
ガッシャーーーン
花「ふぬーっ!!」
彩「やめなさい桜木花道!!」
あなたは得意な鼻歌を歌いながら部活に向かっていた。
あなた「ふんふんふーん……ん?」
あなた「どどどどうしたんですか彩子さん!!!」
彩「あなた……」
宮「この…」
ベキッッ
宮城が花道を殴ろうと腕を上げた瞬間、宮城の肘が三井の顔面にヒットした。
三井「はがっっ」
それからも宮城と花道の喧嘩は止まることなく、堀田たちをも巻き込んだ。
彩&あなた「「やめろーー!!!!」」
宮&花「「はい♡」」ぴた
宮(!!??誰だアヤちゃんの隣に居る可愛い子は……はっ!だめだめ、オレは彩ちゃん一筋………)
彩「ほら部活行くわよ」
あなた(あの髪の長い人血が出てる……)
あなたは三井に近寄っていった。
彩「こら!あなた!!!まったく……優しすぎるんだから……」
あなた「あ、あの…血が………よかったらこれ…」
とあなたは三井にハンカチを渡した。
三「ああ??」
三「!!!!!!」
三井はあなたと目が合った瞬間、雷が落ちたような衝撃を覚えた。
三(怖いくせに……お人好しな奴だな)
三「………」
三井は無言でハンカチを受け取り、ハンカチを渡したあなたは彩子のもとへ駆けてった。
彩「危ないでしょ!?まったくもー!!」
花「そうですよあなたさん!あんな野蛮なヤローに近づくなんて!!!!」
あなた「ご、ごめんなさい…血が出てたし…痛そうだったのでつい…」
あなた「リョータ先輩も大丈夫ですか?花道の頭突きくらってましたけど…」
あなたは宮城の顔を覗き込んだ。
宮「!!!!」ドキッ
あなた「あ、ごめんなさい!彩子さんがリョータって呼んでたのでつい……」
宮「い、いや……リョータでいいよ、オレもあなたって呼ぶな。頭は大丈夫だ、ありがとな」ニコッ
あなた「はっ、はい!!!」ニコッ