第16章 嫉妬
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トントン
キッチンからリズムよく音が聞こえる。
あなた「時間ちょっと遅いし早くできるやつにするね!大したもんじゃないけど!!」
慣れた手つきで夕食の準備をするあなた。
あなた「楓!これテーブルに並べといて〜!」
流(あなたが奥さんだったらこんな感じなのか…)
あなた「はいできた!試合で疲れてお腹空いてるだろうからボリュームあるやつにしたよ!!!味もガッツリのやつ!」ピース
流「ありがとな」
メニューはサラダにお味噌汁、豚こま肉と玉ねぎを生姜焼き風に炒めたものだ。
あなた「簡単なのだけど!」
流「あなたの料理…初めて食う」
あなた「私も初めて人に振る舞う……お口に合うといいな…」ドキドキ
流「いただきます」
あなたは目を輝かせながらご飯を口に運ぶ流川を見つめていた。
ぱくっ
流「……うま」
あなた「ほんと!?よかった!!!嬉しい!!おかわりあるからね!!!」
流「ああ、うまい。おかわり。」
あなた「はやっっ!?!?ふふっ、待ってね持ってくるね!」
流(これ…まるで…)
あなた「はい、おかわりどうぞ!新婚さんってこんな感じなのかな〜!」
流「おれも同じこと思った」
あなた「ふふっ、じゃあ私達シュミレーションばっちりだね!!!」
流「!!!!!!」
流(また無自覚でそういうこと言う…はぁ…)
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流「ごちそうさまでした」
あなた「お粗末さまでした」
流「ありがとな」
あなた「こちらこそ!やっぱり人とご飯食べるのっていいよね〜楽しかった!!また来てね!」
そう言いながらあなたはまた鼻歌を歌いながらキッチンで皿洗いをしている。
流川は皿洗いをしているあなたを後ろから抱きしめた。
あなた「ちょっ…洗いにくいよ…」
流「俺以外は簡単に家あげんなよ…特に仙道…」
あなた「そんな機会ないよ〜!」
流「わかんねーだろ」
あなた「ん、わかったよ」
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あなた「今日はありがとね!」
流「ありがとはどちらかと言えばオレのほう」
あなた「ふふっ、うん!また明日学校でね!」
流「あぁ」